子どものストレートネックが増加中?親ができるサポートとは

最近、首のカーブが失われた状態である「ストレートネック」が、子どもにも見られるようになってきたと話題になっています。スマートフォンやタブレット、ゲーム機の使用が低年齢化する中で、姿勢の乱れが慢性化する傾向が指摘されています。

本来、子どもの首(頸椎)は自然なカーブを持ち、頭を支える役割を果たしています。しかし、長時間うつむいたまま画面を見るような姿勢が続くと、首のカーブが失われ、ストレートネックに近い状態になることがあります。
加えて、スマートフォンやタブレットなどの画面から発せられるブルーライトの長時間曝露は、目や神経系に影響を与え、集中力の低下や睡眠の質の乱れといった不調の背景要因になるといわれています。
特に成長期にこうした状態が続くと、姿勢の歪みが骨格に影響する恐れがあり、将来的な首こり・肩こり、頭痛、不眠などの一因になる可能性も否定できません。

日本ストレートネック協会では、こうした子どもの姿勢変化に早い段階で気づくことが、予防の第一歩だと考えています。親ができるサポートとしては、次のようなことが挙げられます。

  • 姿勢を正す声かけ:「背筋伸ばしてみようね」など、優しく伝える習慣を
  • スマホ・ゲームの時間管理:使用時間を決め、休憩を促す工夫を
  • 勉強・生活環境の見直し:画面や机の高さが首の負担になっていないか確認を

どれも特別な道具や知識を必要とせず、今日から始められるサポートです。

子どもの姿勢の乱れは、親が気づきにくい場合もありますが、日常のちょっとした観察と声かけで防げる可能性があります。もし首や肩の違和感、姿勢の乱れが気になる場合は、日本ストレートネック協会の認定施術家に相談してみることも一つの選択肢です。
子どもの健康な成長を守るために、まずは日常生活の姿勢から見直してみましょう。

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