近年、「ストレートネック」という言葉を耳にする機会が増えています。スマートフォンやパソコンの普及により、首や肩に違和感を覚える方が多くなり、その原因のひとつとして注目されています。しかし、「ストレートネックとは何か?」を正しく理解している方は意外と少ないかもしれません。
ストレートネックとは、本来緩やかな前方カーブを描くべき首(頸椎)が、まっすぐに近い状態になっていることを指します。この状態になると、頭の重さをうまく分散できず、首や肩に大きな負担がかかります。その結果、肩こりや首の違和感、頭の重さなどの不調を感じるケースがあります。
現代人にストレートネックが増えている大きな要因は、長時間の前かがみ姿勢です。特にスマートフォンをのぞき込む動作(いわゆる「スマホ首」)や、パソコン作業時の前傾姿勢は、首に過度な負担をかけるといわれています。また、スマホのブルーライトも原因の一因とされており、長時間の使用は姿勢の乱れだけでなく、首周りの筋緊張を引き起こす可能性が指摘されています。
日本ストレートネック協会では、この問題を放置しないことが大切だと考えています。ストレートネックは、軽度であれば目立った不調がなくても、進行すると首周りへの負担が増し、日常生活に影響を及ぼすこともあります。
正しい知識を持つことで、日々の生活の中で首に余計な負担をかけない意識を持つことが重要です。また、気になる違和感がある場合は、信頼できる専門の施術家に相談することを推奨しています。
ストレートネックは、現代人にとって無視できない問題のひとつです。しかし、早期に正しい知識を身につけ、必要に応じて適切な対応を取ることで、過度な不安を抱える必要はありません。日本ストレートネック協会は、今後もストレートネックに関する正しい情報発信を続け、皆さまの健康維持に貢献していきます。